京都と滋賀の旅②京都〜南禅寺・東寺
(①からの続き)
湯豆腐のお店はあらかじめ予約していた。歳のせいもあるかもしれない、私も妻も湯豆腐が好物だ。
お店は南禅寺の門前にあり、雰囲気の良い広い庭があった。
月曜日ということもあってか、ゆっくりと食事するにはちょうど良い人出だった。
豆腐の味はふだん食べているスーパーのものと比べると格段に濃厚だった。量も多く、もう満腹だとお店の方に告げると、歩けばすぐにこなれますよ、と言われた。
京都の人が話す標準語は、不思議な軽妙さがある。
南禅寺では石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな」で有名な三門を見物した。ただ巨大なだけでなく、左右に階段があり、そこから上に登ることもできた。
広い境内には最近国宝に指定された琵琶湖疏水施設もあった。
南禅寺を見終わると、次は地下鉄とタクシーを乗り継いで東寺に向かった。五重塔で有名な名所だ。
広大な境内は、どこまでが東寺か境界が曖昧に感じられるほどだった。境内には一面砂利が敷き詰められていて、美しい反面、少し歩きにくかった。
まず五重塔の見物して、次いで金堂、講堂の仏像を見た。実は私は青年の頃から仏像に惹かれるところがあり、ここで見た仏像にも、手を合わせ拝みたくなるような何かを感じた。
私は駅弁が好きなので、駅弁を片手に帰りの新幹線に乗り込んだ。
朝早くから歩き続けたため、妻のスマホ上の歩数計はこの日だけで歩数が2万歩を数えた。
旅行中、天気がずっと良かったのは、京都の御仏のご利益だと確信している。仏様からしたら、都合の良い信心だと思われるに違いないけれど!
(③に続く)
【代表 太田】
2025/05/30
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